YUJI NARA Solo Live リポート

19時30分、薄明かりと闇が交差する直前の時間。
ローソクの灯火の中に奈良さんが正座し、合掌。
静けさの中に、遠くで鳥の美しい声がかすかに聴こえた。
自然との共鳴なのか、それは完全な一致に思えた。

奈良さんの奏でる音は不思議。
弓のような形をした楽器が頭の上で風を切り、鈴の音が耳の横でささやく。
古代インデイオの太鼓と銅鑼が重なる音は生命のエネルギーを思い起こさせる。
音が体の中に浸透してくる。
もしかしたら細胞レベルにまで達してくるのか?

体を横たえながら聴く人、膝を抱きかかえてうずくまる人、体が動きだす人。
その時、皆は何を思っているのだろう?
奈良さんはそれぞれの間を通りながら、また正面に戻った。
1時間30分、ノンストップの演奏が終了する。
厳かに穏やかに、そして我々の眠っている意識が目を覚ました。

この会にお集まりいただきました皆様、奈良さん ならびに関係者の皆様。
この瞬間は二度とない、そう思える貴重な時を共有できましたこと、感謝いたします。
そして奈良さん、終了した後も皆さんをフォローしていただきました。
完全なライブでした。
本当にありがとうございました。