「ルーマニアより魂の響き」を終えて・お料理解説付き

ルーマニアよりダ・ヌーツマーニャ氏、京都より栗原ひろみさんをお迎えしたデイナーコンサートが終了いたしました。終わった今もあの感動が続いております。おかげさまを持ちましてチケット、CDとも完売致しました。人と語らい食と音楽の出会いがある形で実現できたような気がいたします。この会にお集まりいただいた皆様、関係各位の皆様に深く感謝申し上げます。
お時間のある方はコンサートの様子を以下の文でお読みいただけると、幸いでございます。

10月31日、午後2時30分にダ・ヌーツ マーニャさんと栗原ひろみさんがNE大倉に!

札幌は寒くないかと聞いたところ、ルーマニアと同じ気温だと笑って答えてくれました。ひろみさんとは夏にお会いしてましたが、ダヌーツさんとは初対面。でもそれを思わせないとても気さくな方で、ホッとしました。
デイナーに付け合せる為、ひろみさんの京都のご自宅から持ってきてくれた深い緑の唐辛子、まずはダヌーツさんにルーマニアではどうやって食べるの?と聞きましたら「揚げずにそのままで」。ひろみさんと相談して細かく切りましょうということになり、みんなのコラボだねと笑いました。

それからリハーサルが行われました、延々と情熱的に。私はそのすばらしい音色に酔いながら、料理を作っていました。控え室でも始まる直前まで練習する姿を見て、これが本当のプロ魂なんだと頭が下がる思いでした。

お客様が集まり、18時からいよいよ本番。第一部一曲目‘愛の喜び’をそれはそれは美しく表情豊かに演奏。NE大倉の小さな開場にルーマニアの風が心地良く流れます。どれもすばらしい7曲を終え、ひろみさんからダ・ヌーツにルーマニアのワイン事情のインタビューが。そして休憩時間。1996年クロビュザオピノノアールとオードブルをお出しします。実はこのピノノアールはとても力強く、次に出すメルローがとてもやわかな味わいでしたので、どちらを先に出そうかと迷っていました。が、ピノノアールに酸味と青みも感じましたので、やはり先にお出しすることに。オードブルは野菜いろいろ-聖護院大根の山葡萄漬け(北の沢の山で採ってきました)、紫と黄色の食用菊の酢漬け胡瓜の酢漬け、豆腐の味噌漬けとクリームチーズ。

そして、第二部。ひろみさんのピアノソロ-ショパンノクターンから始まり、優しく時には力強く響きます。
そしてい数曲後、よいよダヌーツさんの望郷のバラードです。以前、彼が演奏するジプシーの曲は一味違うということをひろみさんから伺っていましたので、これだけは聴きたいと思いました。哀愁いっぱいの音色に心が揺さぶられ・・・言葉の通りの素晴らしいバラードでした。他、チゴイネルワイゼン、リベルタンゴなど数多く演奏し、アンコールには何と!荒城の月、その感動は言葉では表現できません。。暖かい拍手が鳴り響きました。

二部を終え、Cioruba(具沢山の煮込みスープ)とパンを出します。実はルーマニアの調味料(ボルシュという小麦の籾殻を発酵して作ったもの)が手に入りませんでした。困り果てた私は自分のスープを作ることに!水を一滴も入れない野菜のポタージュをつくりました。中身はカブ6割、ズッキーニ2割、ジャガイモ・玉ねぎ各1割の割合でピユレにして人参、かぼちゃ、トラ豆の具を沢山入れ、トッピングはパセリとバジルソースで。例の辛い辛い青唐辛子をお好みでお付けしました。その後、1996年クロビュザオ・メルローとメイン料理です。Miteitiという肉をほぐしたソーセージ状のグリル料理(お肉を少しレアに仕上げたかったので、牛肉8:ラム2使用)、Mamaligaというイタリアではポレンタでおなじみのとうもろこしの粉を練り上げたもの(二部を聴きながら30分格闘しました)、Varz Muratiというフランスではシュークルート、ドイツではザワークラウトでおなじみのキャベツを自然発酵させたもの、他ペコロスの蒸し煮、セミドライで作ったミニトマトなど。デザートにはラ・フランスのメルロー煮クリーム添え。ダヌーツさんとひろみさんもお客様の中で一緒に、今度はお食事とおしゃべりの共演です。ルーマニアのワインの特性やルーマニア料理のアドバイスを受けながら、私自身大変お勉強させていただきました。

第3部は・・・というと。
お客様がお帰りになった後も(帰りたくないと残った方も!)、皆で片言の英語を駆使しながら飲み語りあい、明日のことを何も考えずに遅くまで楽しみました!続き、詳しくはNE大倉にてどうぞ。

本当にありがとうございました。

牧 みちこ